ルールの紹介はこちらから 「暗槓非開示杯」のルール紹介
メインルールである非開示暗槓の影響力
暗槓を非開示にすることによって起きる麻雀への変化はどういったものだろうか。
- 暗槓を促進させる
- カンドラの可能性が増える
- カンチャンやペンチャンといった1種だけを待つ形に不安が残る
本来のルールでは暗槓はタイミングが難しく、場合によっては4枚を暗槓せずに暗刻として使う選択肢やドラを増やしたくないなど「カンができるのにしない」という事がよく起きる。
暗槓非開示杯と銘打ったルールを開催することにより、暗槓してみるかという気持ちにさせるのがまず第一である。通常のカンでは4枚公開することで情報アドバンテージを取られているが、非開示では1種の牌が4枚無いという情報しか伝わらないためデメリットがほぼ無い。
反対に普段なら待ち種類が薄くなった両面や、完全に待ちが無くなったペンチャンなどを落としていかなければならない、カンされた側も判断が付かないのだ。純カラの立直をかけるわけにはいかない。
偽装カンの存在感
それに加えて今回のルールでは「成立していないカン」も可能である。この嘘カンこそがルールのキモとなっている部分であり、悪鬼流雀士を悩ませた。
- 偽のカンであっても指摘されない限りドラは増える
- 確定的に指摘するには34種の情報が必要
- 4枚目を持っている限り確定情報は与えることはない
- 真実の暗槓と偽の暗槓を同時に行う戦術も生まれた
自身がアガる場合や流局テンパイ時は公開する必要がある非開示暗槓だが、他家和了時やノーテン時には開示せずともよいルールである。嘘の偽装カンなんてすること無いだろうと思われるが、実戦ではかなりの数がカンされた。
暗槓公殺法(カンの指摘)のやり取り
暗槓への指摘は6Pのリスクを負う。増減するのは成績表でのポイントであり、点棒で考えると6000点だ。もし指摘した暗槓が本当の暗槓であれば6Pの点数移動が発生する、事実上6000点振り込みのような形である。反対に偽のカンだった場合は指摘された側から点数が移動する。
ここの点数設定は非常に悩ましいところだった。1Pであればもっと指摘しやすい環境になり、逆に偽のカンをしにくい環境になるだろう。リスクが大きすぎる場合もあまり暗槓が発生しないので無いだろうか。
実戦ではカンの指摘も頻繁に行われた。
偽装カンにメリットはあるのか?

偽装カンはどういった時に行われたのか。一度この偽装カンを行うと自身は和了もできず、流局時テンパイも取れないわけでカンドラだけが増えるという無意味な行為に見える。
実際には達成型のサブルールで「一人でカンを3回以上して局を終了させる」という暗槓を促進させるようなものも取り入れていたのだが、まさかの誰もこれを狙わなかった。狙わなかったのだが偽装カンは頻繁に行われた。実戦上よく見た偽装カンは2種類。
ツモ牌減らしの暗槓
流局ギリギリにツモ牌を減らすためだけの暗槓、これはよく見られた。あからさまに嘘っぽい動きで「次海底か、ならカン!」などと言って指摘を誘うマジの暗槓なども出現した。ツモ牌を減らさないための指摘は宣言があった段階で行わないといけないため指摘者には判断力が求められた。
指摘を誘うためだけの暗槓
本来やる必要のない偽装カンだが、あからさまに偽だろうという暗槓にはすぐ指摘が入った。ルールにはしっかりと記載していなかったが「カンの指摘」は他3人が同時に行えるため、最大で18Pの移動が起きることがある。1回目「偽装カン」と2回目「真実カン」を用意して、指摘を誘う戦術も誕生した。この戦術によってカンするだけでお得感が出ていた。
【改善点】達成型サブルールは不発
役の出現率や点数効率などをまだまだ深く考えていなかった時期のため、サブルールとなる達成型ミッションは不発に終わった。今見返すとこんな設定はキツイだろなぁと感じる。
ドラを10枚(赤なし)、チャンカン発生、100符以上の和了、リーチ後の嶺上開花。今考えるともう1段階難易度を落としてもいいと感じる。カンをテーマにしたすぎて無理矢理感が否めない所だ。
のちのルールに採用されている「ダブルカン(カンを2回以上行って局を終了)」でも良い所だった。

悪鬼流麻雀においてルール無用の「トイトイの構え」を編み出し、数々の大物手を蹴ってきた実績を持つ。トイツ濃度という考えを独自に進化させ、立直者に対しては決して楽をさせない打ち筋を選ぶ。座右の銘は好牌先打・尖張牌。
好きな役は「対々和」好きな雀士は「土田浩翔」



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