シーズン制の麻雀でチョンボをどう扱うか

悪鬼流コラム

チョンボの点数払いについて

悪鬼流麻雀では半荘結果を記録しつつ一定の期間を設けて集計した後にそのシーズンの順位を決める。シーズン中盤以降にあまりにもトップとの点差があったり、数半荘ではもう順位が入れ替わらないなと判断できる所があれば途中で切り上げたりとしている。こういったシステムで悩むのはチョンボの裁定だ。

一般的なチョンボの裁定はどうなっているかというと大体がこの2種類になる。

  • 3000点オール
  • 満貫分の支払い(親なら4000点オール、子なら2000ー4000点)

しかし、悪鬼流ではこのどちらも採用していない。むしろ採用してしまうと不都合が起きる。

チョンボや供託による点数の移動

チョンボに関してはレアケース扱いとして事前にしっかりと決めていないコミュニティが多いと思うがシーズン全体で順位を決めるシステムになるとチョンボでの点数移動が問題となる。どういう事かというと「買収」や「キングメーカー」などが発生する恐れがある。総合順位3着であるプレイヤーを勝たせるためにもう後が無い総合順位最下位のプレイヤーがチョンボをしまくる、などといった麻雀遊戯結果とは関係の無い点数のやり取りが発生するのだ。これは実際に起こった。

特に「供託」と呼ばれる「空ポン」などの軽い罰則が悪用された。前述の3着プレイヤーがアガりそうな時だけ「空ポン」を16回行い16000点を供託に移すという、その当時のルールでは可能だったために起きてしまった。本来の1半荘ごとに勝敗を決める麻雀では考え得ない技であった。

悪鬼流では罰則はアガリ放棄とチョンボのみに

そのような事件があったため、悪鬼流では罰則をアガリ放棄からとしている。かなり厳格な裁定でアガリ放棄が取られることがある。他では許されるようなことも結構厳しくアガリ放棄となる。

  • ツモ山の取り間違い
  • 空チー、空ポン、空カン、誤チー、誤ポン、誤カン
  • 先ヅモや先切り
  • 少牌、多牌(こちらはチョンボ扱いとはしていない)
  • 倒牌していない誤ロン、誤ツモ

アガリ放棄になるのはこの辺りが多い。次にチョンボとなり局のやり直しになるパターン。

  • 牌山を戻せないほど崩してしまった
  • 自動卓の操作部分を誤って作動させてしまった
  • ノーテン立直で流局
  • 倒牌した誤ロン(フリテンロンを含む)、誤ツモ

プレイが続行不可能になったり重要情報が見えてしまい状況を戻せない状態になった場合はチョンボとして局をやり直す、といった裁定だ。

Mリーグの裁定と比較すると緩めである

チョンボを行った者は個人の総合点数から-12とするのが取り決めである。同じくシーズン制であるMリーグではチョンボに対しての罰則は-20とより厳しく、故意性が認められれば-60となっている。同卓者の点数が増えるようなことは無いため、ただ自分の点数が減るだけである。

ただこの点数設定は非常に難しい所でもある。チョンボが起こった局はやり直しになるのだが、そのやり直しに12000点以上の価値がある場合だ。例えば自分の親番でどうしようも無い大三元確定の子の鳴きが完成してしまった場合など、このまま進めばツモられて16000点取られる可能性がある。横移動はあるかもしれないが、自分が振り込む可能性も残っている。ツモられれば順位も大きく逆転されてしまう。

(天使:総合順位から12000点をマイナスすれば、この大三元を無かったことにしてもう一度親で局を開始できますよ。悪魔:そうだやっちまえ!)

ソクロン
ソクロン

それだ、ロン!……誤ロンだ!

こういう事が起きてしまう。もちろん大三元が出ずに流局する可能性もあるが、チョンボに価値が出てしまっているパターンだ。悪鬼流ではこういった故意のチョンボも統一して-12としている。そもそも本当のミスであるか、故意であるかを判断するのは難しい点もある。故意性に加重罰則を付けてしまうと、その部分で揉める可能性は否定できない。ならルールで許されているという条件で統一した。

チョンボはアナログな限り必ず起きるもの

オンライン麻雀などと違いアナログな麻雀ではチョンボやアガリ放棄は頻繁に起きる。人間は完全にミスせずに動くことは不可能に近く、どんなに注意していてもチョンボは起きるものだ。

麻雀ではチョンボが起きないようにするのではなく、起きてしまったら後にどうするのかを先決めて置くのが大事だ。ルールすり合わせの際には罰則の点をしっかり確認しておこう。

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