固定メンツ麻雀で勝ち頭になるための考え方

悪鬼流コラム

グループ内で麻雀が強い人というのは必ず存在する。同じグループ内で長期間麻雀を打っているとどうしても「勝ち頭」と呼ばれる人が出てくる。長期間成績がプラスであるとか、めくり合いになると絶対に勝てないだとか、そういったイメージが強いだろう。

他の人が常に知識をアップデートしたり、新しい戦術や考え方を覚えたりと研鑽しているにも関わらず「勝ち頭」と呼ばれる人に「運」で負けたりするのだ。あぁなんて麻雀は理不尽なんだろう、強い人は元から強いのか……。否、悪鬼流麻雀において勝ち頭は居ない。

step1.第一印象が重要である

強い人はなぜ強いと思われているのか。これは権威(authority power)の部分が大きいだろう。「戦後、米軍基地に忍び込んで麻雀を打った」「裏麻雀で20年間無敗だった」「Mリーグ通算成績+1000」などこういった肩書がある人は第一印象として強いと考えるものだ。

身近な部分で考えてみると「学生時代から麻雀を打っていた」「雀荘でメンバーとして働いていた」「雀魂で雀聖だ」などといった肩書である。なんでも良いのだ、自身を大きく見せるハッタリのようなものでも第一印象は大きく変わる

もちろん牌さばき、各種動作の所作、流局時や点数受け渡しのスムーズさ。こういったものが見える強さの形になっているのも忘れてはいけない。勝ち頭がする長考と初心者が行う長考では意味は大きく変わるからだ。

step2.大切なのは相手を「オロス」こと

勝ち頭とは「運が強い」や「捨て牌読みや牌効率が完璧」なことを指すわけではない。重要な局面で勝ち切れているかどうかだ。自身がアガるべき局でしっかりとアガり切れているか、が大事なのだ。

これには相手を勝負から降ろす力が必須である。立直でも仕掛けでもいいので、とにかく自分がツモるか流局するかの状態に持っていく事が重要なのだ。先制リーチを掛けて相手が絶対に降りてくれるならこれ以上簡単な麻雀は無いだろう。

かといって相手が降りるかどうかなんてのは実は「手が入っているか次第」な所がある。極端な例を挙げると役満テンパイの状態で降りる相手は存在しない。完全デジタル思考で打っている相手だと期待値だけで押し引きするのが基本だ、相手次第というのが本音である。

固定メンツならではの「悪い記憶」

ここで固定メンツであることが重要になってくる。何回も打っている相手で、毎回追っかけリーチをした後に振り込んでしまうだとか。めくり合いになったら必ず負けるとか、そういった相手や場面が思い浮かばないだろうか。まさにそういう相手が勝ち頭であることが多い。「うーん、この人の立直は怖いからちょっと降り気味に打つか」なんて思ってもらえれば万々歳だ。

麻雀は打てば打つほど押し引きの判断が数パーセントの数値になっていくのだが「55%押せの手」を引かせる力こそが「オロシ力(りょく)」なのである。

step3.「クセ」を完全に読み切る

めくり合いや難所を攻略するのに最重要項目が対局相手の「クセ」を覚えることである。ネット麻雀と違いリアル対局では相手の呼吸や動きなど見える情報が遥かに多い。

理牌のクセ

まず一番最初に覚えたいのは理牌(リーパイ)のクセである。マンピンソウと綺麗に並べるタイプ、字牌は必ず右端に置くタイプ、左利きの人に多い右から小さい順タイプなどと様々である。大体大きい数字を右に並べる人が多い印象だ。手出しのクセに繋がる重要な情報である。

手出しのクセ

手出しの捨て牌というのは情報が多い。素直に理牌した状態から手出しで切ってくれるタイプなどは手の中身をかなり読みやすいだろう。元から切る牌を考えて右端に寄せているタイプの人が手牌の真ん中から切った場合は、不要牌にくっついた形が残っているのだと読めたりする。鳴きなどは特に晒した牌の場所、切り出される牌の場所を観察すれば手の内というものがかなり読めるものだ。

テンパイのクセ

これはかなり重要なポイントだ。長らく同じ相手と打っていると「あ、リーチするな」というツモ動作が分かったりする。鳴いている場合にもそれが分かるようになると一気に押し引きの判断が楽になるだろう。

待ち牌のクセ

テンパイのクセに通じるものだが、こちらはさらに重要である。テンパイ者の待ち形でクセが出ることが多い。「自信満々に右端に置いた不要牌を切ってのリーチ宣言」と「少し悩んだ挙句、手の内から真ん中の牌を切ってのリーチ宣言」どういう印象だろうか。もちろんこれは相手を騙すだとか演技などは入っていないものとする。

前者は両面以上の待ち、もしくは高打点が絡む役の形。後者は愚形、もしくは低打点。といった事が読み取れるだろう。クセとしてこれが読めると押し引きの判断が大きく変わる。

これは反対に、自身は必ず「自身満々のリーチ宣言」をするのが勝ち頭への道でもあるのだ。

step4.難所を切り抜ける

さて、step3で相手のクセを読み切った後にすることは何か。それは相手が仕掛けた難所を切り抜けることである。主に先制リーチに対しての追っかけであったり、オーラスの逆転であったりと相手が有利な状態をひっくり返すのだ。特に手出しのクセや待ち牌のクセを完璧に読み切れると固定メンツならではの完全一点読みができる場合がある、そういう時にその牌を残して和了するなどで強烈な印象を与えていくのが勝ち頭への道なのだ。

古来から「麻雀はマークされるほうが強い」という言葉がある。それは言い換えれば「何かあれば一早く降りる警戒心」である。必要ない現物を残したり、押し引きの判断を誤ったりするのだ。

総合すると「勝ち頭」とは自身のリーチで相手を降ろし、相手の愚形リーチには積極的に攻める人だろう。

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