スーパーカンチャンとは何か

通称ナカブクレ形とも呼ばれる「4556」の数牌の形、この形は非常に強く「456」と面子を固定せずに残すほうが良いと初心者はまず学ぶ。両面形が2つ並んでいる上に上手く牌が寄れば一盃口の役が付くという、注意したいのは端牌(19)が絡むナカブクレ形は強くないという点ぐらいだろうか。
近年この形にさらに新しい可能性が示された。このナカブクレ形をそのままリーチに活かしてしまおうという大胆な発想である。両面形2つ、と捉えず雀頭とカンチャンと捉えるのだ。
実戦での狙い目

実際に受け入れを広く意識して打っていると最後の最後に裏目を引いてしまうことはある。例えば上記の牌姿になった場合だ。4556の周りにくっついてくれれば8s雀頭での両面、68sあたりを引いてくれれば456と固定しての両面以上とワクワクする場面での9s引き。
巡目や状況によるが良い形になるまで待つ派、とりあえず聴牌は取るが単騎の待ちごろの牌を待つ派などが多いだろう。実際最近まではとりあえず5p切り、順子の端が雀頭になる牌や出そうな字牌などを待ってのリーチと考えていた。
ここでスーパーカンチャン待ちリーチである。実戦では8s切りリーチだ。
なぜスーパーカンチャン待ちが強いのか
一見すると待ち牌が少ない弱いリーチに見える。しかしどうだろうか、不思議とスーパーカンチャン待ちは出アガリ率が非常に高い(悪鬼流調べ)。これは恐らくある一定のレベル以上の卓では基本的に牌姿は透けて見えるようなものであり、立直を掛ける前までのおおよその手牌は見られているがゆえだ。
ぼんやりと4556のナカブクレ形は透けて見られており、そこから456の内どれもが切り出されていない形というのは36待ちか47待ちにしかならず5の危険度は一気に下がるのだ。また通常のカンチャンと違い待ち牌の5が相手に2枚以上入ることもなく孤立しやすい。
読みが鮮烈になる卓でこそ輝くスーパーカンチャン待ちだが、実はさらに上の形がある。
ハイパーリャンカンチャン待ちでリーチを掛けろ

スーパーカンチャンを越える、さらに強い待ちがハイパーリャンカンだ。ナカブクレ形を超えて三桁台に突入したモンスターが手牌に2組も存在する圧倒的なパワータイプのリーチである。
もちろん待ちは4mと5pの2種類である、相手からすると3枚も持たれていてはもはや手牌の中で孤立することは間違いなし。実戦的にこの形ならばタンヤオも付くのでリーチタンヤオ2600点と魅力的な点数に仕上がっている。

このような形であってもハイパーリャンカン形を理解していれば待ちはもちろん3p5pの2種類しか無いことを咄嗟に理解できるので是非とも覚えておきたい。ハイリャン形は並びでも待ちは変わらない。

悪鬼流麻雀においてルール無用の「トイトイの構え」を編み出し、数々の大物手を蹴ってきた実績を持つ。トイツ濃度という考えを独自に進化させ、立直者に対しては決して楽をさせない打ち筋を選ぶ。座右の銘は好牌先打・尖張牌。
好きな役は「対々和」好きな雀士は「土田浩翔」



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