センチャンパイありがとうございます

パイレーツクルーさん、ありがとうございます。
少し前に投稿した「オリてる途中に安牌が無くなった? そんな時に通るのは「一番危険な牌」」へのリアクションセンチャンパイを頂きましたので答えていきたいと思います。
私自身Mリーグに関しては全試合視聴はしておりませんので、パイレーツファンの方からしましたら多少失礼な文になるかも知れませんがご了承下さい。
危ない牌を切るのは手詰まった時
前項での投稿通り、危険な牌を切るタイミングというのは……
・オリながら手詰まりをした時
・迷いなく切れる牌が無い時、特に通りそうな牌を考えている時
この2つが重なった時です。オリながら手詰まりする事は麻雀をやっていれば頻出する出来事ですが、この時に次に切る牌を決めかねている状況こそが危険牌を切るタイミングなのです。4枚壁が見えている、中スジだし安全だと決めている等の状況でスパっと切る場合は大丈夫。
当たり牌=危険牌ではない
相手に放銃する牌、これは当たり牌なのか危険牌なのか。事実に基づいて考えるなら当たり牌であり、危険牌は「その当たり牌になる可能性が高い牌」止まりなのである。例えばフリテンでないリーチ者に対して33種類の牌が通ったならば最後の1種は「当たり牌」である。
また「当たり牌」でも放銃しない場合もある。こちらはオーラスでツモでのみ順位が変わる形や、純チャン三色が全て消える安目の出アガリなどの当たり牌である。意図的に見逃す牌は危険牌だとしても当たり牌にはならない。
Mリーガーに求められるもの
こちらはMリーグ22-23のセミファイナルでのU-NEXTパイレーツの成績データである。
| 選手名 | 小林 剛 | 瑞原 明奈 | 鈴木 優 | 仲林 圭 |
| 放銃率 | 0.07 | 0.16 | 0.12 | 0.10 |
| 平均放銃打点 | 7975 | 7600 | 5636.36 | 6000 |
データからだけではリーチ後なのか、手詰まった後なのかの判断は付かないため適当な事は言えないが放銃率に関しては瑞原選手が少し高い程度で他3人は世間一般で見れば少ないほうだ。しかし平均放銃打点が高いのが見て取れる。
危険な牌というのは「放銃した際に点数が高くなる可能性」も考慮して考えるのが一般的だ。さらにMリーガーというのは現在の麻雀リーグ戦の最高峰とも言われる舞台であり、その打牌選択には多くの視聴者が審判者(ジャッジメンター)となり選択を誤った際にはとてつもないストレスを受けるだろう。
つまり追い詰められた時に「これは切れない…こっちもドラなので無理…」という一般的な考えから、さらに跳躍した考えになるのは間違いない。そもそもプロ雀士たるもの1つ1つの打牌選択に後からでも理由を語れるのが基本であり、その理由に審判者たちを納得させられる根拠が必要なのだ。
我々が取り分ける危険牌の順序とMリーガーが考える危険牌の順序は全く別次元なのである。
そういった点から考えると実際には「危険牌」を先に切っている可能性は否定できないのだ。それが我々にとって安全に見える牌であってもだ。そもそも引っかけや壁を信じて放銃する、視聴者からも「この放銃は仕方ないよね」なんてコメントされるような雀士がスターであるMリーガーになれるだろうか。
否、Mリーガーたるもの「さすがMリーガー、完全にビタ止めや、何が見えてんねん!」ぐらいのスター性が欲しいものだ。
小林剛選手の打牌を見てみよう
こちらの切り抜き動画では魚谷選手の2-5萬待ちリーチに対して、親の小林剛選手がドラの1萬を切るシーンがある。魚谷選手の捨て牌を見ても全く通りそうに無い牌だが、少し悩んだあげくあっさりと1萬を打っている。
「オリている状況でも」「手詰まったわけでも」無いこの状況で一番危険な牌を切ったように見える。これには土田先生も思わず数秒間無言になり「見てはいけないものを見てしまった」という感想を述べている。
が、しかしこの時の小林剛選手は1萬よりも2萬のほうが危険だと見ていたのだ。
こちらで小林剛選手自身の解説が述べられている。リーチ者に対しての的確な読みもさることながら、鳴き仕掛けを行った下家への警戒もされており、さらにはアガリの可能性まで考えている。私と見えている範囲が違いすぎるわけだ。
それでも危険牌を切っているのは間違いない
このままでは小林剛選手は危険牌を切っていないのでは無いか?と言われそうなので一つ付け加えておこう。どう考えてもこの状況でのドラ1萬切りは危険牌筆頭候補であり、実況解説の反応やこのような切り抜き動画として上がっているので間違いないだろう。
我々から見れば「危険牌」を切って「通った」という「事実」がそこにはある。
迷ったのなら危険牌を切ることに間違いは無いのだ。
ロン!

悪鬼流麻雀においてルール無用の「トイトイの構え」を編み出し、数々の大物手を蹴ってきた実績を持つ。トイツ濃度という考えを独自に進化させ、立直者に対しては決して楽をさせない打ち筋を選ぶ。座右の銘は好牌先打・尖張牌。
好きな役は「対々和」好きな雀士は「土田浩翔」



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