悪鬼流で行う特殊ルールでは基本的に「麻雀の要素を崩さない程度」の外部的要素を付け足したゲームにすることが多い。麻雀は普通にプレイしつつ、並行してもう一つのゲームを進行するといった内容だ。しかしこれはヘルシーフードのような物足りなさもあり、悪鬼流雀士たちはジャンクフードのようなルールを求めているのではないかという疑問もあった。
つまりドラ爆のようなインフレ、早期決着で大きく点棒が動くようなタイパ志向のギャンブル性、その中でもある程度堅実に打てば成績に反映される運に左右されないようなルール。今期のテーマはずばり雀荘ルールの開拓である。
半荘ごとにルールが変わる
席決め後、東家の者がカードを引いてルールを決定する。
カードは8種類+αが用意されており、それぞれ別の方向性のローカルルールが適用される。

各ルールの説明
増加系(場センゴ、六文銭)
《場センゴ》は言わずもがな本場で追加される点棒が5倍になるルールであり、鉄火場雀荘ではもはや常識ルールである。親での連荘が重視され、本場が溜まった後の動き方なども変わる。
《六文銭》はノーテン罰符が2倍の場6000となるルール。一人テンパイは2000オールの計算となるため、場合によってはアガリを見逃すほうが良い場面などが出てくる。形式テンパイの価値も上がり、終盤の押し引きも価値が変わってくる面白いルール。
ドラ系(ピラミッド、インベーダー)
《ピラミッド》は面前である限りドラ表示牌のある位置の風牌がドラとなるルール。赤ドラ追加よりはマイルドなドラを増やす系、字牌という横の繋がりが無い牌の扱いが難しくなり序盤に切るのはもったいない気もするし終盤に向けて危険度も上がっていく。上手く絡めてアガりきると満貫跳満クラスになるため決まると気持ちいい。
《インベーダー》は和了者の最後の捨て牌が追加のドラ表示牌となる。比較的ドラが増えやすいルール。毎巡手牌の価値が変わるともいえるルールで「これ切れば今だけドラ3!」のようなバカみたいな押しも可能であるし、切りたい牌が立直者に対して今だけドラで切りずらい、なんて事も。立直者も「今アガリたい!」などの激熱タイミングがあったりして楽しい。(親の第一打が追加のドラ表示牌となる「ファーストドラゴンルール」のセルフオマージュでもある)
追加系(八種の流し、火縄銃)
《八種の流し》は途中流局を全て内包したルール。九種么九牌が正式名称なのだが、これを勘違いして九種九牌という認識が広がり、やがてちょっと惜しかった人が八種九牌でも流せるようにしたのが八種九牌だと考えている。八種九牌で流せるようにし、なおかつ四風子連打・三家和・四軒立直・四開槓も対象となり、流すトリガーとなった者以外は1000点を供託するというルール。
《火縄銃》はドラ系にも似た一種のインフレルール。元ネタは割れ目の一種である「導火線」ルール。かなりマイルドに調整してロン和了のみに適用される2倍ルールとなっている。
革命系(立直革命、副露革命)
《立直革命》はスーパー立直とノーテン立直が可能になる。スーパー立直は5000点棒を支払い2ハンの立直が打てるのだがどうみても割に合わないというルール。これが不思議と皆打ちたがるし、副作用として5000点棒欲しさに周りも押し押しになる。ノーテン立直はブラフに使えるだけではない……
《副露革命》はミンアン宣言とリバース立直が可能になる。はっきり言ってクソルール。「貸せ、俺がこのルールの使い方を教えてやる!」と意気込んで2000点払い1300点を和了するぐらいのクソルール。ドラ3鳴いた後の山越しロンなどがしやすくなる(理想ムーブ)
複数ルールが重なり合う魔境システム

シーズンが進むにつれ「魔境」カードが追加されていく。最大4枚の「ローカルルール」が組み合わさることになる。「南場は雀狼だれや?」で採用したカード組み合わせにより新たな意味を持たせる要素である。いくつか凶悪な組み合わせを想定している。
八種の流し+α
《八種の流し》+《立直革命》では「ノーテン立直」が可能である点と「四軒立直流局」の組み合わせから立直を意図的に流すことが可能である。立直の価値が大きく変わり、麻雀ルールに真の革命が訪れる瞬間だ。三軒リーチに対しては問答無用でノーテン立直が正着となるため3人目の立直は掛けずらい、しかし逆に3人目がノーテン立直を掛ければ高確率で流局させられる。だがルールで途中流局時に支払う供託分を損する可能性があることやノーテン立直のまま振り込みマシーンのまま放置されるリスクも存在する。追っかけ立直の価値も大きく変わり、先制立直が強い場となる。
六文銭+火縄銃+(インベーダー)
ノーテン罰符がきつい《六文銭》の圧でわりと押し気味になる場と《火縄銃》の相性は良く、終盤にツモ山がある席が不利にも有利にも化ける。また形式テンパイなども増え副露主体の場になる。
ピラミッド+立直革命
先ほどの組み合わせとは逆に面前進行主体になるため、高い手が飛び交いやすい。必然的に鳴きの価値も上がり、メリハリの利いた場になりやすい。
立直革命+副露革命
1000てんぼう、いっぱいだせて、うれしいね

悪鬼流麻雀においてルール無用の「トイトイの構え」を編み出し、数々の大物手を蹴ってきた実績を持つ。トイツ濃度という考えを独自に進化させ、立直者に対しては決して楽をさせない打ち筋を選ぶ。座右の銘は好牌先打・尖張牌。
好きな役は「対々和」好きな雀士は「土田浩翔」


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