悪鬼流17期「南場は雀狼だれや?」のルール紹介

ルール解説

みんなもよく知る「人狼」というゲーム。正体隠匿系と呼ばれるジャンルであり、そのジャンルを流行らせた元祖であるとも言える。似たようなゲームを説明する時に「人狼ってやったことありますか?」という感じで人狼で例えるならこの役職は〇〇で……などと教えるぐらいには有名である。

麻雀をやりながら、そのプレイフィールを損なうことなく新しいゲーム性を追加するのが悪鬼流の基本であり。今回のルールである「南場は雀狼だれや?」略して「雀狼(じゃんろう)」も麻雀という競技における影響は微々たるもの、というか今回の場合はほぼ無いかもしれない。

基本的なルール

一応基本的なルールは今期も30000点持ちの赤ナシ、派手なルールではなく手作り重視な麻雀である。悪鬼流はノーレートなためわざわざギャンブル性を高めたり、ゲーム展開を早くする必要は無いので全赤とか花牌とかぶっ飛んだルールはあまりしない。あと順位点よりも素点重視な所がある。次は今回のルールのキモである「雀狼」について説明していく。

「雀狼」において役職を決めるのは役職カードではなく「マーカー」を用いる。16期で使った猫マーカーと同じく1.0g金を入れる用の30x50mmのケースを用意、余談だがこのケースは麻雀小物を作るのに便利である。マーカーは全部で8種類あり、陽の萬子・筒子・索子、陰の萬子・筒子・索子、そして雀と狼である。対局開始前にこのマーカーをランダムに配り、2枚持った状態で半荘が開始される。

2枚のマーカーで役職が決まる

配られた2枚のマーカーによって自身の役職が決まる。基本的に雀と狼のマーカーを持っている者が特殊な役職、牌の絵柄マーカー2種の場合は「村人」となる。こうして登場人物の4人は5つのパターンに分けられる

  • 雀狼 vs 村人3名(雀狼村)
  • 傀儡師+玄人+村人2名(平和村)
  • 傀儡師+狂人+村人2名
  • サマ師+玄人+村人2名
  • サマ師+狂人+村人2名

各役職の能力と目指すべき結末

村人

《平和村の時に限り、誰も追放されていなければ所持チップを2倍する。》雀狼がいる場合は必ず追放する、自信が無い場合は指名辞退(2:1にするため)も考える。また話し合いで平和村だとわかった場合は傀儡師の動きを考えて追放を無しにする。

雀狼

《追放されていなければ卓上の全てのチップを奪う。》とにかく効果が強力だが、村人3名に結束されると弱い、誰か一人を対立候補に仕立てあげて票を2:2で割れさせて追放を無しにする。チップ3種。

傀儡師

《狂人を指名した場合に狂人が終了時効果で得るチップを奪う。》傀儡師がいる時点で雀狼が居ないため狂人or玄人である役職者をとりあえず指名する。できれば狂人に票を集める動きを行う。

サマ師

《追放された者のチップを奪う。》玄人のカウンターに注意しつつ確実に追放できそうな村人を指名する。チップ3種。最後の和了時に3種目のチップを出して反応を楽しもう。

狂人

《追放されない。指名された分だけ追加のチップを獲得する。》追放されない、という第一能力が強力であり、強役職。リーチ後の大明槓やアガリ牌切りなどで真の狂人を目指そう。

玄人

《サマ師を指名し、かつ追放に成功した場合、サマ師のチップを奪う。》そもそも条件が無いパターンもあり、弱役職。もう一人の役職者と互いに指名し合うぐらいの気軽さで乗り切りたい。

推理要素と話し合い

各プレイヤーは和了時にそのアガリ牌の種類によって各種色チップを1枚出せる。基本的に萬子(赤)、筒子(青)、索子(緑)の内から2種類が出せる色チップになっている。マーカーの所持状況によって出せるチップが決まるため、この卓上チップから役職を推理していく。または嘘をついていく。

またルール上「相手のマーカーの種類、または役職を聞くことを禁止する」となっているため話し合う場合はこちらの役職などを自発的に発言していくことになる。

村人のカミングアウトは強力であり、最強ムーブに見えるかもしれないが村人であるという事は容易に追放されるということでもあり後述するもう一つの要素に注意する必要がある。

対局内容が絡まるもう一つの要素

「雀狼」というゲームだけをやっているならば話し合いを行えばすぐに最適ムーブが見えてくるだろう。しかしここに麻雀という要素が組み合わさると面白い方向に進む。「よし平和村だ、みんなで指名を辞退しよう!」意気揚々と現在トップの80000点持ちのチップ5枚のプレイヤーが発言したらどうだろうか「ふざけやがって、追放はお前じゃ!」これが普通の雀士である。追放された者はチップを受け取れないというルール上、たとえ少量のチップであっても阻止しにいくのが人情である。

ちなみにこれを書いている時点で少しこの「雀狼」を実際にプレイしたのだが、他家に振り込んだ瞬間に指名先が放銃相手になったりダブル立直を掛けようものなら一瞬で全員からの指名を得ることになる。実際に追放されるかどうかは半荘最後の和了時となるのだが、最後の最後で振り込んだことにより投票先を変えたりして最終結果が変わるパターンも多かった。

特殊なパターンではリーチに一発で振り込んだ人をあわれな目で見ていた、という理由で指名するというムーブもあり。いついかなる時も気が抜けないことを思い知らされた。

チップの価値

今シーズンではチップ1枚=1000点の価値なので実際にはそこまでのチップを稼げるわけではない、しかしマイナス計上が無いため半荘で1枚2枚でも参加回数が多くなれば現実的に大きい数字になる。シーズン中盤以降は合計スコアが上位というだけで指名される可能性は高いだろう。

「雀狼」は1半荘で完結できるルールを目指したが

これまでの悪鬼流ではシーズンを通して完結するルールが多かったため、今回はなんとか1半荘からでも楽しめるシステムとして考えた。もしかしたら必勝法などがあるかもしれないし、嘘が下手なプレイヤーにとっては面白くないかもしれない。またワイワイ麻雀よりもガチンコ麻雀が好きなプレイヤーには刺さらないかもしれない。だから俺を指名するのはやめてくれ、怪しいのは対面のほうだよ……あぁ、追放か…… ッテネー!ワタシ狂人!!!カンカンカン!

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