手牌覗きとは
リアルに麻雀をやっていると仲間内や特定の場所ではローカルルールが付け加えられることがある。特に古くからの慣習であったり、それがローカルルールだと気づかない場合も多い。そんなローカルルールの中でも厄介なのは「リーチ後の手牌覗き」だろう。軽微なものとして「リーチ後の裏ドラ確認」というのも存在する。こちらは影響は少ないがここでは同じものとして考えていこう。
手牌覗きというのは「立直を掛けた後に上家下家の手牌を覗く行為」である。立直を掛けているのだからツモるか切るかしかできないため、他の人の手牌を見てもどうすることもできないため覗いても良いという理論だ。
手牌覗きはマナーが悪いのか
正直なところ手牌を覗く行為はほとんどが仲間内や知れた仲で行われる行為であり、通常の雀荘や公式大会などで行うことは無いだろう。しかし、この手牌覗きは全国的に蔓延しておりマナー違反であるとかルール違反であるとかしばしば問題に上がる。
新しい麻雀コミュニティに参加した時にそこに古くから参加している雀士がこういった手牌覗きをしてくることがある。新参者だから口出せ無いことがほとんどであり、そういった流れが続いていると考えられる。立直を掛ければ何もできないのか、もう一度ルール上確認していこう。
立直後にできる行動とは
立直後にできる行動は通常は大きく3つある。和了牌であれば和了宣言、和了牌で無ければそれを捨てる、立直後カンできる形での暗カン宣言。選択肢は少ないように思えるが、実際はさらに4つの選択肢がある。
和了牌を選択してツモアガリ宣言をせず高目を狙う。出アガリを見逃してツモアガリを狙う。暗カンできる形だが暗カンせずにそのまま切る。錯和と呼ばれる間違えたアガリ宣言を行う。
手牌を覗いたことによってこういった選択肢が変わる場合が出てくるのだ。
リーチ後であっても情報アドバンテージは大きい
リーチ後に手牌を覗いた(裏ドラを確認した)場合に得られる情報はどんなものがあるだろうか。アガリ牌が山に残っているかどうか。他2人がアガれそうか、また攻めてきているかどうか。裏ドラを確認した場合は逆転条件の変化などもある。もちろんこういう情報アドバンテージがあれば選択肢は大きく変わる。
他2人が攻めていない手であれば三色などの高目がある手ならば安目見逃しをする。反対に他2人も手が整っているのであれば安目であってもアガリを選択する。
暗カンの場合も大きく変わる。他2人が攻めていないなら新ドラが増えたり符が上がる暗カンも行えるし、こちらの分が悪いならば暗カンせずに切っても良い。ここも大きく問題となる部分だが、暗カンできる牌がそもそも他2人のアタリ牌である場合など暗カンすることによって振り込みを回避できてしまう。
さらに3つ目の選択肢として手牌を覗いたことにより役満発覚、振り込むぐらいならとチョンボに走ってしまう場合だ。見間違えたと言い関係ない牌をロン宣言したり、無理矢理他家のアタリ牌をツモ宣言するなども理論上可能になってしまう。
ルールでギリギリ裁定している所もある
こういった手牌覗きは、先制でリーチを掛けたものが大きく有利になるルールとして根付いている所も存在する。そういった場所ではさらに追加ルールとして手牌覗きに関するものがあったりする。
- 手牌覗き後は会話ができない
- 手牌覗き後は暗カン不可
- 手牌覗き後はフリテン(見逃し、アガリ選択)禁止
ここまで裁定していてもチョンボまでは規定されていない所は多い。
悪鬼流では手牌覗きはどうしているのか
さすがの悪鬼流も手牌覗きに関してはNGとしている。そもそも仲間内でやる場合は対局中の会話も必然的に発生するもので手牌を覗いた後に、その手牌に関するリアクションを完全に防ぐことはできないため通しや三味線のように機能してしまいトラブルの元となりやすい。
手牌を覗いた人のリアクションでこちらの手がバレたという抗議や指摘があったとしても誰に責任があるのか、罰符の裁定など誰もが納得する解決は不可能に近い。そもそも上に挙げた手牌覗き後の選択肢の多さもルール上おかしい点であり、それをルールで細かく規定して手牌覗きをOKとするぐらいなら元からダメとするほうが合理的であり麻雀の最後までわからない面白さも残るものだ。
ノーテン時に手牌を公開しないのもそういった非公開であるべき部分はしっかりと公開しないことがルール上定められているからである。
手牌覗き、裏ドラ確認をする人に言うべきこと
立直後に取れる選択肢からルール上おかしいという点、リアクションや会話で手牌をバラされているという点、そもそも麻雀は非公開領域があるからこそ面白いという点。マナーが悪いぞクソ野郎という点。
こういった事を並べ立てて手牌覗きという文化を根絶やしにしよう。

悪鬼流麻雀においてルール無用の「トイトイの構え」を編み出し、数々の大物手を蹴ってきた実績を持つ。トイツ濃度という考えを独自に進化させ、立直者に対しては決して楽をさせない打ち筋を選ぶ。座右の銘は好牌先打・尖張牌。
好きな役は「対々和」好きな雀士は「土田浩翔」



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